あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫や家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

会津若松市…ひっそりと忠霊塔

会津若松市を縦断するバイパスがあって
そのバイパスは国道49号線と118号線とを繋いでいる。
そこはかなりの交通量があるので苦手な道路となっているのだが
近くのスーパーへ行くにはそのバイパスを通って行く事になる。

そのスーパーからいくらも行かない場所に…忘れ去られたような名所がある。
先日 買い物のついでに立ち寄ってみた。

花見が丘という、ちょっとこじゃれた名前の地区に小田山忠霊塔がある。
たしか小学校の遠足かなんかで、小田山公園と小田山城跡と共に見学したような
そんな気がするのだが…なんせ数十年前の事で定かではない。

小田山忠霊塔とは、かつて陸軍墓地として管理されていた所であり
葦名一族の廟所、蒲生氏や保科氏とゆかりの深い寺院で
会津藩家老西郷頼母と一族の墓、樹間にひっそりと佇む会津藩士の墓
日清戦争から第二次世界大戦までの戦没者が眠る場所で
約一万数千名の分骨お遺髪などが安置されている…とされる。


この場所は戦没者慰霊碑のある場所ですので、犬の散歩はお断りします。
「しー」静かに。ここは戦争で亡くなった人が眠っているところです。
静かに遊びましょう。 などの看板があり
急に思い立って訪れたので、中を見ることは出来なかったが
月水金以外は前以って連絡をすれば中も見学できるという事だ。

人影もなく…道路に雪はないが、忠霊堂の周りには
かなりの雪に覆われて、ただ通り道だけが雪はなく
今もってお参りされる方が後を絶たないのだろうと思った。



今はただ不滅のいさお偲びつつ みたまに捧ぐふるさとの水…とある。

そこにはもうひとつの供養塔があり、戦争中に人間と一緒に犠牲となった
動物たちが静かに眠っている軍用動物供養塔だった。



馬や犬などたくさんの動物たちが物を運んだり軍用犬として活躍したり
または食料や毛皮として、尊い命を戦争のために奪われた…。
そんな動物達を供養する塔だった。

よく昼休み時間帯になると、どこかの営業車が
忠霊塔の木陰に車を停めて休憩しているのを見かける事があった。
確かに夏場は涼しげな場所には違いないが
さすがにこの時期には、車一台も見かける事はなかった。

鶴ヶ城や白虎隊の飯盛山などは資料館があったりで観光客は後を絶たないが
ちょっと忘れられたような会津の名所旧跡は意外と多いようだ。

時として、こういう所で、尊い命を捧げ平和の軌跡となった
そんな人々が眠る場所に訪れてみるのも悪くはないなぁと思った。


という事で、この日冬の晴れ間をUP!